どうも、ドロスケです。
よく言われる話ですが、
「ヤンキーがずぶ濡れの犬を助けてた、実はいいやつなんだ」とか、
「元超ヤンキーだったから、俺みたいな教師があいつらのこと分かってやれるんだ」だの。
これ、ずるくないっすか?
確かにね、いいことしたり、頑張って教師になったとかは、
ステキな話ですよ。
でもね、
「クラスの普通のやつが、ずぶ濡れの犬を普通に助けてた、実に普通だ」とか、
「元々超普通だったから、僕みたいな教師が普通の生徒のこと分かってやれるのです」だの。
普通のヤツ、救われない!
もともと悪かったヤツがちょっといいことしたら、3倍くらいの効果がある!
この「 ヤン犬の法則(いま命名)」みたいな感じ、なんかイヤですね。
話す言葉にも使える「ヤン犬の法則」
そう、この「ヤン犬の法則」は人との会話でも使えるんです。
「お前って、いいやつだけど、ズボラだよね」と
「お前って、ズボラだけど、いいやつだよね」なら、
どっちが印象よく感じますか?
はい、後者です。
ヤンキー=ズボラ、子犬を助ける=いいやつ の図式ができあがりました。
あなたは、パクチーサラダが好きだとします。
恋人や友達にも食べて欲しい。
そんな時なんて言いますか?
「パクチーっておいしいけど、クサいんだ☆」より、
「パクチーってクサいけど、おいしいんだ☆」ですよね。
パクチー好きな人は間違ってもクサいなんて言わないですけど。
この「ヤン犬の法則」、ちゃんとした名前があるんです。
心理学の「系列位置効果」の「親近化効果」と呼ばれる現象です。
二択じゃない場合は使えない「ヤン犬」
次の2つではどっちがいい印象を持ちますか?
- 強い、かっこいい、仲間思い、ゴム人間、食い意地がはってる、バカ、人の話をきかない
- 人の話をきかない、バカ、食い意地がはってる、ゴム人間、仲間思い、かっこいい、強い
どうですか?
1.ですよね?ゴム人間とかいらんワードブチ込んだから、
ちょっとアレでしたけど、
この、最初の方の情報の方が記憶に残りやすく、その影響を受けるという現象を、
「系列位置効果」の「初頭効果」といいます。
情報がすごく多い場合は「ヤン犬」+「ゴム人間」
入学後の最初のクラス、
ネットで知り合ったオフ会、
研修で一緒になったメンバー、などなど、
自己紹介をする場合ってありますね。
これは、テクニックではないのですが、
自己紹介を大人数でする場合、
最初の人と最後の人が印象に残っていることが多いです。
これは「初頭効果」と「親近化効果」が両方働いているからですね。
まとめ
ヤンキーがずぶ濡れの子犬を助ける理由が分かりましたね。笑
でも「親近化効果」を知っててやってたら、
相当計算高い頭のいいヤンキーですね。
もしかしたらその場合はヤンキーであることすら計算なのかも。
もう何の話かわかんなくなっちゃったけど、
二択の場合はマイナスから、
複数の場合はプラスのことから話していくといいですね。
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